100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

真勝寺
【しんしょうじ】


柳川市新町にある寺。真宗大谷派。山号は田中山。本尊は阿弥陀如来。応仁元年草野永利が蓮如上人より本尊・名号を賜り,延徳年間に筑後国御井郡仁王丸村に真教寺を開いた(旧柳河藩誌)。文禄元年僧休善が立花宗茂に招かれて柳川城内大屋小路に移り一寺を建立,真勝寺と改称。慶長14年筑後国主田中吉政が死去すると,吉政の墓の上に寺を移し,田中家の菩提寺となった。田中家は1,000石の寺領を寄進したという。立花家再封後は東本願寺の柳川録所の地位にあった。境内に坊中5寺があったが明治維新後,独立した。寺宝として田中吉政画像等がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211975