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新田村
【しんでんむら】


旧国名:筑後

(近世)江戸期~明治9年の村名。筑後国御井郡のうち。小石原川右岸,南方に床島用水が流れる平地に位置する。南北朝期新田氏の一族が居住し,延長4年創建の新田大明神3社を尊崇したといわれ(寛延記),これが村名の由来か。はじめ柳川藩領(田中氏),元和6年からは久留米藩領。高橋組に属す。村高は,「元禄国絵図」121石余,「在方諸覚書」の古高200石余,「天保郷帳」121石余,「旧高旧領」256石余。文化4年の田14町余・畑5反余(農政農民史料集)。明治9年冨多村の一部となる。現在の大刀洗町冨多の北部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7211994