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陣原触
【じんのはるふれ】


旧国名:筑前

(近世)江戸後期の触名。福岡藩領の広域行政区画である触の1つで,大庄屋が置かれた。筑前国遠賀(おんが)郡のうち。福岡藩領の触名は大庄屋の居村の名を冠することが多いため,大庄屋交代にともなってたびたび触名が変更されたが,当触名は文化9年のもの。福岡藩郡方覚(県史資料7)によれば,文化9年の当触の所属村は陳(陣)原・折尾・則松・永犬丸(えいのまる)・下上津役(しもこうじやく)・香月・楠橋・馬場山・畑・小峰・上上津役・市瀬・引野・穴生(あのお)・鳴水・熊手・藤田・田町・前田・尾蔵・枝光・大蔵の22か村,大庄屋は陳(陣)原村文九郎で,大庄屋給米100俵。現在の北九州市八幡東区・八幡西区の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212006