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角田手永
【すだてなが】


旧国名:豊前

(近世)江戸期の手永名。小倉藩領における広域行政区画である手永の1つで,大庄屋が置かれた。豊前国築城(ついき)郡のうち。当手永に属する村は,中・松江・畠中・畑・馬場・有安・上河内・石堂・日奈古・極楽寺・真如寺・小原・上り松・山本の14か村(築上郡史)。なお,元和8年の「人畜改帳」では,大庄屋のうちに角田彦右衛門の名が見える。大庄屋は,天保12年には角田曽右衛門(県史資料5),文久元年には角田甚内(同前7)。現在の椎田町・豊前市の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212119