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瀬高橋
【せたかばし】


矢部川下流に架かる橋。山門郡瀬高町の上庄・下庄を結ぶ。国道443号が通る。橋長168m,幅員11.5m。平安末期に瀬高荘を領有していた藤原(徳大寺)実定の館が,上庄住吉にあり,その前の橋を御前橋と呼び,西の柳川方面に延びた道に,御二橋・御三橋があったという。このルートは,江戸期には柳川瀬高街道となり,洪水による橋の流失と防御上の理由で渡船が設けられ,文政年間には有料橋が架橋された。明治期以降も木橋があったが,しばしば洪水で流失。昭和6年に鉄筋コンクリート混合橋となり,昭和40年代の矢部川改修による河川拡幅に伴い,現在の瀬高橋が昭和45年に完成した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212175