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高来
【たかく】


旧国名:豊前

多加久とも書いた(太宰管内志)。平尾台の東麓,小波瀬川上流域に位置する。西側は大半が山林,東側に水田と集落がある。小字に神田・正神・宮ノ下・宮ノ尾・五月田・八月田・霜月田・寺山・寺ノ脇・寺ノ下・塔ケ峰・小塔ケ峰・今寺・小寺・会僧院・浄古庵・コツキ堂・石見堂・堂ノ上・堂ノ下・布施田などがあり,これらの地名から社寺があったことがうかがえる。小月地蔵があり,毎年7月子供たちが集まって子供相撲を奉納したあと,土俵の上をころがりまわる伝統行事が行われている。地内に天聖寺石塔群がある。
高来郷(古代)】 平安期に見える郷名。
高来村(中世)】 南北朝期に見える村名。
高来村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
高来(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212364