鷹取山
【たかとりやま】

浮羽郡田主丸町・浮羽町と八女(やめ)郡星野村の境界にある山。標高802.1ｍ。耳納山地の最高峰で，山頂からは阿蘇・九重・肥前の山々，有明海・筑後平野などが遠望できる。山名は，一帯の領主星野氏の鷹狩場があったことにちなむという。地質は，古生層変朽花崗岩および変成岩質の片岩からなり，大雨による大崩落の記録が残る。山麓には，青少年野営訓練所やフルーツセンターなどがある。登山路は，久大線田主丸駅から森部の平原口を経由するルートが一般的。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7212420