高畑村
【たかはたむら】
旧国名:筑前
(近世)江戸期の村名。筑前国嘉麻郡のうち。古処山西北側に連なる山間の小集落で,周辺に水田や畠がある。泉河内村の枝郷(元禄郷帳・天保郷帳)。はじめ福岡藩領,元和9年からは秋月藩領。村高は,「慶長国絵図」「正保郷帳」には当村名の記載がなく,「元禄国絵図」「天保郷帳」ともに17石余。「旧高旧領」には当村名が見えず泉河内村のうちに含まれており,幕末・維新期までに再び泉河内村の一部となった。現在の嘉穂町泉河内のうちにあたる。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7212441 |