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高浜村
【たかはまむら】


(近代)明治22~29年の自治体名。はじめ上毛郡,明治29年3月からは築上郡に所属。山国川の河口部に位置する。小犬丸・小祝の2か村が合併して成立。旧村名を継承した2大字を編成。役場を小犬丸の本村に設置。明治22年町村合併調書によれば,前年の戸数450・人口2,716,反別80町2反(県史資料3)。明治22年夏の長期間にわたる豪雨,特に7月5日の大洪水で,山国川の支流が小祝を分断し,小祝の一部は山国川の三角州となった。この洪水で山国川の本流と支流が逆転し,現在の姿となる。同24年の戸数460・人口2,805(男1,420・女1,385),厩44,寺院2,学校1,船222(徴発物件)。明治前期,山国川河口から豊前海にかけて海苔の養殖が始められ,当地の特産物となった。明治29年3月,小祝の一部(明治22年の洪水で山国川以東となった地域)を大分県中津町へ編入。同年5月東吉富村の一部となり,当村の2大字は東吉富村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212444