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岳城山
【たけじょうやま】


粕屋郡の篠栗(ささぐり)町と須恵町の境界にある山。高鳥居山・竹城山・城(じよう)山ともいう。標高381.8m。若杉山の西方に位置する。約1,300年前,斉明天皇が国家安泰を祈願して山の中腹に大鳥居を建設したといい,以後高鳥居山と呼んだ。さらに永仁元年,山頂に高鳥居城が築かれ,山中には竹が生い茂っていたことから竹城山と称したという。城の中へ,若杉山から引いた用水路跡が,東側の小峰(飯焼)との間に残り,山頂近くに地元有志により石碑が建立された。現在,須恵町上須恵の皿山および若杉山から頂上まで遊歩道が通じ,頂上にはNHKと民放4社の電波中継塔や展望台などが設置される。なお須恵町側の麓,皿山には公園が整備され,園内には歴史民俗資料館がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212500