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多の津
【たのつ】


(近代)昭和47年~現在の町名。はじめ福岡市,昭和47年4月からは同市東区の町名。はじめ1~2丁目,昭和60年からは1~5丁目がある。もとは福岡市多田羅・津屋の各一部。昭和60年多田羅・津屋・箱崎の各一部を編入。町名は多田羅と津屋から一字を採る。多々良川と須恵川とで挟まれた低平地。水田地帯に,一部宅地が点在するほかは,主として福岡流通センターの広大な倉庫群が並ぶ。福岡流通センターは昭和47年設立,市内から移転した卸売業・運輸業・倉庫業など120社が集まる。流通センター建設に伴う発掘調査では条里制や製鉄の遺構,平安末期から鎌倉期にかけての村落跡などが発見された(多田羅遺跡)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212616