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旦過橋
【たんがばし】


神岳川に架かる橋。北九州市小倉北区の魚町3丁目と馬借1丁目を結ぶ。紫川との合流点付近に位置し,小文字通りが通る。現在の橋は,大正14年に鉄筋コンクリートで造られた橋と,昭和28年,交通量増加のため北側に新しく架設した橋を,同41年に接続した。橋長23m,幅員24.8m。旦過橋は,正保国絵図にも見え,文化6年には眼鏡橋が架けられたが,明治24年に洪水で流失,以後木橋で推移した。橋の左畔に昭和50年まで宗玄寺があった。旦は朝を意味することから,橋名は,旅の僧が朝旅立つのを門前の橋まで見送ったことに由来するとも,旅僧の宿泊所にちなんだともいう。魚町の南端にある旦過市場は食料品店が多く,特に魚介類売場は活況を呈する。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212650