100辞書・辞典一括検索

JLogos

11

筑紫野
【ちくしの】


背振山地と三郡山地に挟まれて位置する。中央部に平野があり,鷺田川・高尾川が北流して御笠川に注ぎ,背振山地に源を発した山口川は三郡山地に源を発した宝満川に注いで南流する。古くから交通の要衝としてひらけたところで,筑紫の地名の起源ともいわれる式内社筑紫神社が原田に鎮座し,その付近には装飾古墳の五郎山古墳がある。武蔵には7世紀の寺院跡,塔原廃寺の塔心礎があり,「万葉集」にも詠われた武蔵温泉がある。温泉の守り仏薬師如来を祀る武蔵寺は経塚でも有名である。
【筑紫野町(近代)】 昭和30~47年の筑紫郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212674