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筑肥線
【ちくひせん】


JR九州の路線名。福岡市西区姪の浜4丁目の姪浜駅からほぼ玄界灘海岸を西進して佐賀県に入り,唐津市を経て伊万里市の伊万里駅に至る。延長74.0km,うち県内延長32.8km,駅数11。北九州鉄道が建設し,大正12年12月1日に浜崎駅(佐賀県浜玉町)~福吉駅(糸島郡二丈町)間が開通したのを皮切りに次々と東西に延長され,大正14年11月15日に東唐津駅(唐津市)~博多駅間が開通し,昭和10年3月1日に全線開業。昭和12年10月1日に国有化されて筑肥線となった。同58年3月22日,福岡市地下鉄1号線(博多駅~姪浜駅)の全通に伴い,西唐津駅まで電化されて相互直通運転を開始,博多駅~姪浜駅間11.7kmの国鉄線は廃止された。福岡市の都心への通勤が便利なため,沿線の都市化が進んで乗客も増加し,同59年度の輸送量は1億9,264万人,営業係数は315,九州の国鉄43線中6位。沿線には生ノ松原・虹ノ松原・鏡山など景勝地が多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212689