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知徳
【ちとく】


旧国名:筑後

智徳とも書く。広川に長延川が合流する地と長峰丘陵(八女(やめ)丘陵)に位置する。保延4年待賢門院が広川荘を紀伊熊野社に寄進したとき,知徳村大野に熊野権現を勧請し熊野神社を建立したといわれる(筑後秘鑑)。戦国期には山下城主蒲池氏の家臣一条和泉守が知徳のうち3町を押領し,内村山に知徳城を築いたが,天正13年5月横岳頼次に攻められ大野に討死,落城したという(筑後国史)。
智徳名(中世)】 鎌倉期~南北朝期に見える名【みよう】の名。
知徳村(近世)】 江戸期~明治9年の村名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212707