100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

茶屋町橋梁
【ちゃやまちきょうりょう】


槻田川に架かる鉄道橋。正式名称は九州鉄道茶屋町橋梁。北九州市八幡東区茶屋町にある。市史跡(昭和51年指定)。橋長21.51m,幅員4.51m,高さ4.8mの赤レンガ製のアーチ橋で,九州鉄道の鉄橋として明治24年に建設。壁体はレンガの長手と小口を交互に積んだいわゆるイギリス積み,アーチはレンガの小口を5段積みにした弧状型アーチで,アーチの載る迫台は花崗岩の石積み,北側は1段ごとにレンガをせり出した意匠。同24年に九州鉄道(現,鹿児島本線)の小倉駅(小倉北区)~黒崎駅(八幡西区)間が開通した時点では,陸軍省の意向によりルートは,大蔵を経由する内陸コースであった。その後,小倉から海岸回り(戸畑駅・八幡駅経由)が開通し,内陸ルートは独立して大蔵線となり,同44年まで存続。この橋も廃線まで使用された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7212727