角川日本地名大辞典 九州地方 福岡県 3 剣岳城【つるぎだけじょう】 室町期~戦国期の山城。鞍手郡鞍手町新北に所在。標高125mの剣岳山頂部に築かれ,空堀・石垣の一部が残る。「続風土記拾遺」によれば,応仁年間に梅野土佐が築き,文明年間に宗像氏の属城となり,後しばらく空城となったが,天文年間に秋月文種が奪って跡部安芸守を城代にしたという。また,天正15年,豊臣秀吉の九州出兵に際し,山鹿城主麻生次郎左衛門に攻め落とされたと伝える。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典」JLogosID : 7212886