鉄王
【てつおう】

(近代)昭和48年～現在の町名。１～２丁目がある。はじめ北九州市八幡区，昭和49年からは同市八幡西区の町名。もとは八幡区引野・穴生(あのお)の各一部。昭和28年穴生地区の区画整理を計画した八幡市は経費捻出のため八幡製鉄所に社宅用地買上を依頼，折衝の末，穴生・引野両地区において約14万5,000坪（47万8,500m(^2)）が買収され，昭和32～48年にかけて八幡製鉄所の社宅が建築され，一面の農地は住宅団地と化した。住居表示施行までは穴生製鉄アパート，または穴生製鉄社宅と通称していたが，建築が完了した昭和48年に鉄竜・鉄王と名付けられた。町名は製鉄アパートの竜王の意を込めたものと思われる。世帯数・人口は，同50年857・1,559，同58年900・2,825。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7212901