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富安村
【とみやすむら】


(近代)明治4~9年の村名。三潴(みずま)郡のうち。筑後平野のほぼ中央,山ノ井川と広川に挟まれた長峰筋洪積台地(八女(やめ)丘陵の最西端台地)に位置する。村名は江戸期よりあったが,公式には明治4年北牟田村が分村して北牟田村・野中村・富安村の3か村に分かれた時に始まる(三潴郡誌)。村高は「旧高旧領」に60石余とある。なお,「在方諸覚書」では野中村と合わせた古高78石余とある。文化4年の耕地は開田2町余・畑5町余(農政農民史料集)。明治9年西牟田村の一部となる。現在の三潴町西牟田の一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213114