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友枝手永
【ともえだてなが】


旧国名:豊前

(近世)江戸期の手永名。小倉藩領における広域行政区画である手永の1つで,大庄屋が置かれた。豊前国上毛郡のうち。当手永に属する村は,東上・東下・西友枝・土佐井・尻高・矢方・川原田・大・鳥越・川内・四郎丸・八屋・赤熊の13か村(築上郡史)。なお,元和8年の「人畜改帳」では,大庄屋のうちに友枝勘右衛門の名が見え,江戸初期から当手永が設けられていたことが知られるが,貞享元年小倉新田藩が上毛郡内に所領を分与されたことから,手永が再編成され,その結果前記の村々による手永として再発足したものと思われる。大庄屋は,天保12年には友枝角之助(県史資料5),文久元年には友枝善左衛門(同前7)。現在の豊前市・大平村・新吉富村の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213118