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那珂川町
【なかがわまち】


(近代)昭和31年~現在の筑紫郡の自治体名。那珂川上流・中流域に位置する。南畑村・岩戸村・安徳村が合併して成立。合併各村の大字を継承して23大字を編成。昭和53年王塚台1~3丁目,同58年片縄1~10丁目・道善1~5丁目・恵子1丁目,同60年今光1~6丁目・中原1~6丁目・松木1~3丁目・五郎丸1~2丁目・仲1丁目が起立し,合計37町23大字を編成。町名は那珂川にちなむ。役場を西隈に設置。昭和40年地内の一部が背振雷山県立自然公園に指定される。同41年南畑ダムが完成。同48年集中豪雨。同51年台風による被害があった(広報なかがわ)。昭和48年山陽新幹線博多総合車両基地の建設が始まり,同50年山陽新幹線開通とともに,中原・松木に国鉄職員宿舎を建設。那珂川の清流を利用したワサビ栽培・ニジマス・コイ・ヤマメの養殖が行われている。町域の75%が森林地帯で,スギ・ヒノキなどの木材を産出,農業は稲作のほかナスやミカン,麦などを産する。近年は福岡市のベッドタウンとして宅地開発が進んでいる。昭和55年の世帯数6,800・人口2万4,839。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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