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中原
【なかばる】


(近代)昭和24年~現在の大字名。はじめ馬田村,昭和29年からは甘木市の大字。旧太刀洗飛行場の開拓により成立。昭和21年旧太刀洗飛行場を開墾するため,入植大刀洗開発公団が設立されたが,わずか1年で解団,その後,三輪・馬田・大刀洗・本郷の各班を合わせて213戸による大刀洗開発農協が結成された。昭和23年旧太刀洗飛行場は大蔵省から農林省へ移管。同24年には反当107円で入植者に払い下げられた。馬田地区の入居者は81戸,うち36戸が引揚者更生会および復員軍人,18戸が戦時中軍用地に強制提供させられた馬田地区の住民,その他田主丸町からの入植者などとなっていた。昭和25年には開拓した畑地が地下水の揚水によって灌漑可能となり,水田化された。世帯数・人口は同35年70・474,同50年77・401。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213345