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中原触
【ながばるふれ】


旧国名:筑前

(近世)江戸後期の触名。福岡藩領の広域行政区画である触の1つで,大庄屋が置かれた。筑前国那珂郡のうち。福岡藩領の触名は大庄屋の居村の名を冠することが多いため,大庄屋交代にともなってたびたび触名が変更されたが,当触名は文化9年のもの。福岡藩郡方覚(県史資料7)によれば,文化9年の当触の所属村は中原・松木・今光・仲・五郎丸・安徳・東隈・西隈・後野・道善・片縄・老司・野多目・和田・三宅・上白水(かみしろうず)・下白水・上梶原・下梶原・山田・不入道・埋金・市瀬・五箇山・成竹・南面里(なめり)・西畑・別所・恵子の29か村,大庄屋は中原村勝蔵で,大庄屋給米100俵。現在の福岡市南区・春日市・那珂川町の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213351