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奈多
【なた】


旧国名:筑前

海の中道の基部および中部に位置する。「続風土記」によれば,奈多の浜の規模は南北7~8町,東西10町余で,西が狭く東が広いと記されている。北方玄界灘に面して奈多松原があり,南は博多湾に面した風光明媚の地。古くから玄界灘・博多湾に漁業権を持ち,三苫村に属した。香椎宮の祭日には,奈多の漁民は神功皇后との由縁にちなみ,小瀬・古瀬・こをかい・四の網代の魚を献じ,御神幸には猿田彦の鉾を持って参列する。奈多松原の西を吹上げの崎といい,神功皇后が神楽を奏したところという。地名の由来は,海辺で浪立つところから「なた」と称するようになったともいう(続風土記拾遺)。産土神の志式神社(三郎天神)では11月19日に早魚(はやま)神事(県無形民俗文化財)が行われる。
奈多(中世)】 南北朝期に見える地名。
奈多村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
奈多(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213410