縄手町
【なわてまち】

(近代)明治22年～現在の久留米市の町名。もとは江戸期の三潴郡京隈村，明治９年から同郡白山村（明治11年から御井郡）の一部で，明治22年いったん久留米市に編入された字縄手の部分。旧久留米城下から川港・瀬下町へ至る村道沿いの地。明治23年九州鉄道（現鹿児島本線）が縦断し，近くに京町停車場を開設，同38年筑後軌道市街線の縄手停留所設置，翌年，同停留所と京町停車場との連結などが行われ，次第に市街化が進む。大正14年の戸数153。昭和20年の戦災で東部地区を焼失。同48年一部が中央町となる。同57年の世帯数37・人口77。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7213453