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南薫町
【なんくんまち】


(近代)明治22年~現在の久留米市の町名。もとは久留米市大字なしの地域の一部。江戸期の櫛原村の一部にあたる。旧城下町出町の通外町の北続き,江戸期の参勤路沿いの地。もと南薫通りとも称した。東部は眺望のため慶応3年藩主が一時御殿を造営,のち藩の応変隊の屯所に利用。明治5年旧御殿跡に士族授産のための養豚施設である協救社を設立。旧参勤路(現国道322号)沿いの天満宮は延宝2年の建立で,参勤途上の藩主が道中安全を祈ったという(社伝)。大正14年の戸数129,昭和57年の世帯数264・人口823。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213455