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西濃施村
【にしのせむら】


旧国名:筑後

(近世)江戸期~明治9年の村名。筑後国三池郡のうち。「筑後志」には西野志とも書かれている。矢部川水系の楠田川中流域に位置する。中世には,東濃施村・中濃施村をも含めて野瀬と称したものと思われる。柳川藩領。楠田組に属す。村高は,「元禄国絵図」519石余,「天保郷帳」522石余,「旧高旧領」285石余。明治5年の反別は23町余(郡郷/立花家文書)。また楠田組毛付は本地275石余・22町余,開方2石余・28畝余(高田町誌)。文化8年2月伊能忠敬が測量した(測量日記)。明治9年濃施村の一部となる。現在の高田町濃施のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213577