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二丁新開村
【にちょうしんかいむら】


旧国名:筑後

(近世)江戸期~明治9年の村名。筑後国山門(やまと)郡のうち。矢部川下流右岸の平野部に位置する。地名は開発当初の面積が2町歩あったことによる。柳川藩領。垂見組に属す。村高は,「元禄国絵図」250石余,「天保郷帳」268石余,「旧高旧領」341町余。明治5年の反別は18町5反余(郡郷/立花家文書)。文禄4年の筑後国知行方目録には当村の名が見えないが,正保2年柳河藩領地図には「二丁新開村高二百五十石八斗八升四合」「二丁新開之内新田高八石八斗八升三合」とある。開発当初2町(2ha)であった新開は,江戸中期には7倍の広さの村となっている。氏神として住吉神社がある。明治9年六合村の一部となる。現在の大和町六合のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213645