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日豊本線
【にっぽうほんせん】


JR九州の路線名。北九州市と鹿児島市を結ぶ。小倉北区浅野2丁目の鹿児島本線小倉駅から九州を東回りし,大分県・宮崎県を経て鹿児島駅に至る。延長462.6km,駅数98。うち県内は延長48.5km,駅数15。明治28年4月1日に九州鉄道が開業した小倉駅~行橋駅(行橋市)間が始まりで,同30年9月25日に豊州鉄道(同34年九州鉄道に合併)が行橋駅~柳ケ浦駅(大分県宇佐市)間を開業,同40年の国有化を経て,同44年大分線として大分駅(大分市),大正5年佐伯線として佐伯駅(大分県佐伯市)まで達した。一方,南からは宮崎線として大正12年12月15日小倉駅~吉松駅(鹿児島県吉松町)間が全線開通して日豊本線となった。昭和期に入り国都線(鹿児島県国分駅~宮崎県西都城駅間)が着工され,昭和7年12月6日に現路線の小倉駅~鹿児島駅間が全通し,日豊本線となった。九州東岸縦貫の幹線鉄道で,複線化は小倉駅~今津駅(大分県宇佐市)間が完成,以南は部分的に複線となり,大分駅までの全線複線化の工事が進む。電化は昭和41年10月の小倉駅~新田原駅間に始まり,同54年10月に全線完成。輸送量は九州で鹿児島本線に次いで多く,同59年度には17億514万人,2億4,762万tで,それぞれ九州全国鉄の23%,24%。営業係数は239,九州43国鉄線中3位。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213648