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如意輪寺
【にょいりんじ】


小郡(おごおり)市横隈にある寺。真言宗御室派。山号は清景山。本尊は如意輪観音。寺伝によれば,孝謙天皇の勅願によって行基が開いたという(元禄十年寺院開基)。近世以前の寺史は不明な点が多い。久留米藩主2代有馬忠頼が再興し,本堂・薬師堂等を建立した。貞享元年,1万石の分知をうけた有馬豊範が改易されると衰退し,元禄5年頃,また再興された。境内には薬師堂・地蔵堂(日切地蔵)などがある。元旦の護摩修法,1月17日の初観音大祭,7月17日夏大祭護摩修法などは有名。特に初観音大祭は多数の参拝者でにぎわう。本尊の木造如意輪観音立像は平安後期の檜一木造りで県文化財。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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