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橋本町
【はしもとまち】


(近代)昭和28年~現在の柳川市の町名。もとは有明海岸の埋立地。大正14年西開村(現大浜町)の地先に東西1,900m・南北平均828m,総面積231haの干拓地が完成。昭和3年東京の橋本組の所有となり,橋本農場と称した。昭和35年の世帯数16・人口110。同39年日鉄有明炭鉱橋本開第3立坑の掘削工事着工。未開発鉱区約5,500haに良質炭4億tを埋蔵するビルド鉱で,同43年から出炭を開始。同46年稲作転換特別対策事業として農地2haにブドウ(巨峰)の植付けを行い,同60年には20haのブドウ園に発展している。ブドウのほか綿も当初試作されたが,現在は中止。米・麦・レタス・イチゴ・スイカが生産されている。昭和57年野球場・ゲートボール場を併設した橋本町農村広場が完成。さらに同61年多目的広場「学童農園」施設の一環として市立農林漁業体験実習館の建設に着工。野営キャンプ場・釣り堀・しょうぶ園・じゃぶじゃぶ池・体験農園などが造られる。同55年の農家数14,うち藺草栽培農家1・作付面積25a(農林業センサス),同60年の農家数14(農業センサス)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7213802