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春の町
【はるのまち】


(近代)昭和35年~現在の町名。昭和45年からは1~5丁目がある。はじめ八幡市,昭和38年北九州市八幡区,同49年からは同市八幡東区の町名。もとは八幡市尾倉の一部。昭和45年尾倉の一部を編入。明治末期から春の町と通称され,大正期までは西本町と鉄町(旧線路)を結ぶ南北の通りを指した。昭和期に入り,多少の区域変更が行われ,昭和7年には224戸を数えた。戦後の町名整理により周辺の豊山町・宮阪町・通町・松池町・立町・徳広町・大門町・原町・鍛冶町・明石町・不老町・有明町などと称された町を含み春の町と通称されるようになった。現4丁目に八幡製鉄所南門口がある。これより入った製鉄所構内の八幡港(八幡泊地)尾倉枝光海岸には,かつて構内の西田や洞岡地区に鉱石や屑鉄を輸送する艀業者の水上町(船上生活者の町)があった。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214000