東油山
【ひがしあぶらやま】
旧国名:筑前
福岡平野の西部,油山北麓に位置する。中世には「油山」と見える。油山の地名は,奈良期に清賀という僧がこの山で胡麻を多く作って油を搾り,怡土(いと)郡諸寺に分け与えたのでこの名があるという。山麓の東西に村があり,東油山・西油山といった(続風土記)。古蹟油谷および泉福寺址がある。泉福寺にはかつて僧坊360があったという(同前)。
【東油山村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【東油山(近代)】 明治22年~現在の大字名。
【東油山(近代)】 昭和45年~現在の町名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7214030 |