干潟
【ひかた】

旧国名:筑後
日方とも書く。宝満川支流草場川下流左岸に位置する。地名は,かつて筑紫平野が有明海に連なる入海であった頃,当地が干潟だったことによるという(筑後河北誌)。しかし,古代・中世には日方と表記されており,陽のあたる場所すなわち日向(ひなた)に由来するとの説もある。城山の麓に穴観音古墳をはじめ215基の古墳群が確認され,干潟遺跡・下鶴古墳,山隈城もある。
【日方郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【日方(中世)】 戦国期に見える地名。
【干潟村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【干潟(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7214168 |





