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聖空閑
【ひじりくが】


旧国名:筑後

(中世)南北朝期に見える地名。筑後国三潴(みずま)郡のうち。貞和3年9月の玉垂宮大善寺免田注文写(御船文書/南北朝遺2370・2371)によると聖空閑には三潴荘鎮守玉垂宮の「大鳥居免」田および大善寺の知行する定額田各1町があった。永仁4年12月の玉垂宮大善寺仏神事注文写(隈文書/鎌遺19238)に「中鳥居〈免田二町〉小中牟田」と見える。1町と2町の違いはあるが,共に玉垂宮中鳥居免田であるから,永仁4年の小中牟田は貞和3年の聖空閑と同じ地とみてよかろう。しかし比定地は未詳。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214201