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日の出大橋
【ひのでおおはし】


遠賀(おんが)川に架かる橋。直方(のおがた)市直方と頓野を結ぶ。国道202号が通る。橋長370m,幅員13m,車道部2車線で両側に歩道をもつ。明治45年6月,幅3.63mの木橋が架かるまでは,渡船で結ばれ,現橋西側の大イチョウの位置に頓野口渡があった。彦山川と遠賀川が合流するこのあたりには,かつて直方川港の船場があり,遠賀川を上下する船が集まって,その繁栄ぶりは「出船千艘,入船千艘」といわれた。木橋は大正10年の大洪水で流失,同12年,幅5.57mの鉄筋コンクリート橋を架設した。しかし,幹線道路橋で幅員が狭く,昭和40年4月,総工費3億9,000万円で現在の橋が完成,激増する交通量の増大に重要な役割を果たしている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214215