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鰭板
【ひれいた】


旧国名:筑前

(中世)戦国期に見える地名。筑前国那珂郡のうち。博多聖福寺の門前町の1つ。天文12年の安山借屋牒(聖福寺文書)によると,85軒の町屋敷が書き上げられている。町屋の間数は,西から南が38間大間中,南から西の聖福寺西門にかけてが29間5尺,西門の境から北にかけてが53間で,合計120間大間中であった。地代は122貫366文,大山口夫3貫600文,小山口夫6貫781文であった。町屋の中には「点打居屋敷」があり,抱主に「はん茶助左衛門」「こうや四郎左衛門」「やかきや新二郎」「にかりや彦八」「あめや六郎四郎」「かち(鍛冶)与三衛門」などの商工業者の名が見える。現在の博多区御供所町の聖福寺付近に比定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214300