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福岡空港
【ふくおかくうこう】


福岡市博多区上臼井にある第2種空港。板付(いたづけ)空港ともいう。市の南東部,繁華街の天神から約7km,博多駅から約4kmに位置する。昭和19年,陸軍の席田(むしろだ)飛行場として建設が開始されたが,敗戦とともに米軍に接収され,同47年まで米軍の板付基地として利用された。同26年に東京―大阪―福岡の民間航空国内線が開設され,以後航空需要は延び続け,国際線に有する幹線空港として発展した。同47年の返還以後,運輸省所管の第2種空港として管理運営され,空港面積約3.5km(^2),滑走路2,803m,エプロン28バースを有し,現在最大規模のボーイング747クラスの旅客機が離着陸できる。同59年度の国内線旅客数800万人・貨物9万8,000t,国際線66万人・8,500t。国際線にはホノルル・マニラ・ソウル・釜山・台北・香港への定期空路があり,国内線では札幌・東京・大阪・鹿児島・沖縄など全国16の主要都市および対馬・壱岐・五島などの離島を結ぶ。市街地に隣接しているため,騒音問題が深刻で,空港周辺の施設・家屋の防音工事の助成や移転に伴う補償の目的で,土地買収・代替地造成などの事業を行っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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