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札ノ辻町
【ふだのつじまち】


旧国名:筑後

(近世)江戸期~明治10年の町名。柳川城下の1町。地名の由来は,二丁井樋の三つ角に制札場があったことによる。T字形の辻がつくられて高札が掲げられた。北は筑紫町,東は東北町,南は河(汐川,現在の沖端漁港)を隔てて沖端町,西は西北町に接する。有明海の沿岸漁業,沖端河港としての交易,また在町としての商業も盛んであった。明治10年稲荷町の一部となる。現在の柳川市稲荷町のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214458