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穂波川
【ほなみがわ】


朝倉郡夜須町から飯塚市へ流れる1級河川。流長23.1km,流域面積137.9km(^2)。遠賀(おんが)川水系に属する。朝倉郡夜須町三箇山に源を発し,嘉穂郡筑穂町阿恵で山口川を合わせて長尾平地をつくり,同郡桂川(けいせん)町を経て穂波町に入り,天道で泉河内川,楽市で内住川を合わせたのち,飯塚市新飯塚で遠賀川に合流する。明治24・25年頃までは,穂波町の天道橋から下流にはかわひらた(川艜)の便があり,運輸の中心であったが,鉄道開通により舟運便は絶えた。旧穂波川は,当時の飯塚町の,徳前字宝満から飯塚字烏口に至る流路であったが,大洪水を繰り返す遠賀川の改修工事に伴って廃川となり,大正5年9月,現在の流路に変更された。この改修により飯塚町の中心部は洪水を免れ,廃川埋立てにより市街地区が拡大した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214605