本郷組
【ほんごうぐみ】

旧国名:筑後

(近世)江戸期の組名。柳川藩領における広域行政区画である大庄屋組の１つ。筑後国山門(やまと)郡・下妻郡のうち。「旧柳河藩誌」によれば，当組に所属する村は山門郡上庄町・中山・木元・吉開・新・五拾町・上久末・下久末・東百町・西百町・上沖田・下沖田の12か村と下妻郡本郷・芳司・吉岡・禅院・山中・小田・南長田・下長田・上坂田・下坂田の10か村で合計22か村，明治初年の反別は1,176町余，石高は１万6,151石余。御領中郡別人数高御改帳（県史資料３）によれば，山門郡分の文化７年の家数1,022・寺庵数19，２歳以上人数5,022，安政５年の家数1,241・寺庵数21，２歳以上人数5,937，下妻郡分の文化７年の家数847・寺庵数20，２歳以上人数3,748，安政５年の家数919・寺庵数21，２歳以上人数4,452。現在の瀬高町・三橋町の各一部にあたる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7214634