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真木村
【まきむら】


旧国名:筑後

(近世)江戸期~明治9年の村名。筑後国山門(やまと)郡のうち。牧村とも書く。矢部川・飯江(はえ)川の間に広がる平野のほぼ中央部に位置する。柳川藩領。小川組に属す。村高は,「元禄国絵図」626石余,「天保郷帳」636石余,「旧高旧領」687石余。明治5年の反別は54町8反余(郡郷/立花家文書)。地内の藪はおおむね大江・有富両村と同様に狩猟用として供される御塒付藪とされ,在普請役の管掌下にあった(旧柳河藩誌)。宝暦10年10月江戸相撲の東大関御所ケ浦磯右衛門は当村倉吉氏の出身。村社は天満神社。真宗東派雲照寺は永禄年間僧鎮栄の開基,万治3年の建立。境内に大永年間銘の自然石図像板碑がある。明治3年の商工業者数は精油業者3(小物成元帳写/立花家文書)。明治9年大江村に合併。現在の瀬高町大江のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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