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松末
【ますえ】


旧国名:筑前

古くは増江と書いた(糸島郡誌)。松末羅漢川の右岸に位置し,北に丘陵地をひかえる。弥生時代の松末遺跡,弥生時代~古墳時代の貞広遺跡,ほかに浦和田第1号石棺・唐船第1~8号墳などがある。蒲池武蔵入道墓は,大友宗麟の臣で慶長17年に没した人物の墓跡と伝える(同前)。羅漢の古跡は,永享3年の大内盛見と少弐満貞・大友持直の萩原合戦で盛見が戦死した時,妻子が十六羅漢を造立して冥福を祈ったものと伝える(二丈町誌)。ほかに福満寺跡・円満寺跡・西光寺跡などがある(同前)。
松末村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
松末(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214702