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益富山
【ますとみやま】


嘉穂郡嘉穂町中益にある山。大熊山ともいう。標高189m。永享年間,大内氏がこの山に益富城(大熊城)を築城。天正15年,豊臣秀吉が一夜城を築いて秋月氏を降したが,その折,協力した山麓の大隈村に与えた恩賞の華文刺縫陣羽織は国重文。城跡一帯の城山自然公園には,滝の観音・町民プールなどがあり,手軽なハイキングコースとなる。地質は花崗閃緑岩・古第三紀層からなり,植生は麓にスギ・ヒノキの人工林,中腹から上は自然林が保存され,優れたスダジイ林となり,福岡県の自然100選に選定されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214709