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御祖神社
【みおやじんじゃ】


北九州市小倉北区妙見町にある神社。旧県社。祭神は鐸石別命・高皇産霊神・天之御中主大神・神皇産霊神・和気清麻呂・神武天皇・日本武命。縁起によれば和気清麻呂が大隅に配流の途次,足の傷をいやしたゆかりの地足立山に,その子真綱が祠を建て足立妙見宮とし,さらに真綱の弟妙運が天台宗の宝積院平愈寺と妙見社中宮を建立,相殿に護王大明神(和気清麻呂)を祀った。大内氏の崇敬が厚かったが,天文年間に兵火にかかり焼失した。細川忠興が再建。寛政7年小笠原忠苗が山頂の上宮に詣でた時,南宋の湖州鏡6面・和鏡3面が出土し(いずれも県文化財),和鏡はその銘文から承安4年宇佐氏が妙見社に寄進したものであることが知られる。明治元年御祖社と改称。例祭は4月14・15日,11月14・15日。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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