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三毛門手永
【みけかどてなが】


旧国名:豊前

(近世)江戸期の手永名。小倉藩領における広域行政区画である手永の1つで,大庄屋が置かれた。豊前国上毛郡のうち。貞享元年小倉新田藩が上毛郡内に所領を分与されたことから,手永が再編成され,その結果当手永が成立したものと思われる。当手永に属する村は,鳥井畑・篠瀬・岩屋・大河内・川底・下河内・山内・才尾・青畑・上大西・狭間・薬師寺・永久・沓川・三毛門・小祝の16か村(築上郡史)。大庄屋は,天保12年には三毛門惣九郎(県史資料5),文久元年には三毛門一九郎(同前7)。現在の豊前市・吉富町の各一部にあたる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7214838