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御勢大霊石神社
【みせたいれいせきじんじゃ】


小郡市大保字竜頭にある神社。延喜式内社。旧県社。祭神は足仲彦天皇(仲哀天皇)・天照大神・八幡大神・吉富大神・春日大神。筑後国式内社4座の1つで,「延喜式」に「御原郡一座〈小〉」と記されるが,他の正史には見えない。古くは「ミセノ大ミタマシ」と呼ばれたらしい。社伝では神功皇后の2年に創建。再興は欽明天皇の明安戊辰年・白鳳20年・寛平3年・天永2年・安元2年などに行われたという(元禄十年御原郡井上組寺社開基)。文明2年の再興は筑紫興門による。江戸期は,大保村の庄屋・百姓らが再興・修築をしており,村持の神社としての性格が色濃い。神体は霊石で現在も本殿に安置されているといわれ,社名はこの石に因むものであろう。明治6年3月県社,例大祭は12月14日,小祭は4月15日の石祭,8月1日・2日の夏祭りである。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
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