道十里村
【みちじゅうりむら】

旧国名:筑前

(近世)江戸期の村名。筑前国那珂郡のうち。古くは道技折(みちじおり)と書いていたという（続風土記）。背振山と九千部山に挟まれた山間部に位置する。五箇山村の枝郷として村名が見える（続風土記・元禄郷帳・天保郷帳）。福岡藩領。文化年間には中原触に属す。村高は，「元禄国絵図」37石余，「天保郷帳」40石余，宝永５年以後は給知としない地域となる。「旧高旧領」では五箇山村に含まれており，幕末・維新期までには再び五箇山村のうちに含まれた。現在は南畑ダムの湖底（郷土史那珂川）。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7214892