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生郷
【みのぶのごう】


旧国名:筑前

(古代)平安期に見える郷名。「和名抄」筑前国宗像(むなかた)郡十四郷の1つ。訓は「美乃布」。刊本には「蓑生」とも書く。平安期の大弐高遠集には,「みのふはま」が見える(大日料2-5)。江戸期の「続風土記」では,福間と新宮との間の海岸を蓑生浦とし,「順和名抄に,宗像郡に蓑生の郷有,今・上西郷村に,蓑生と云枝村有,昔は此辺をすべて,蓑生の郷と云しにや」とある。現在の福間町一帯に比定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7215025