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三宅
【みやけ】


旧国名:筑前

那珂川中流域に位置し,西北の高宮小丘陵地に続いている。地名は,「日本書紀」宣化天皇元年5月条に那津の口に設置されたと見える官家に由来すると考えられる。この那津官家は,穀物を蓄えて非常に備え,九州統治および対外交渉の基地として設けられたと考えられ,大宰府の直接の起源とされる。「日本書紀」斉明天皇7年3月条および8月条に見える磐瀬行宮は,当地付近にあったと考えられている。また,「延喜式」によれば石瀬には駅が置かれていた。
三宅郷(古代)】 平安期に見える郷名。
三宅村(中世)】 戦国期に見える村名。
三宅村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
三宅村(近代)】 明治22年~昭和8年の自治体名。
三宅(近代)】 明治22年~現在の大字名。
三宅(近代)】 昭和55年~現在の福岡市南区の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7215046